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民泊に思う事

[2018-04-04]

東京都文京区小石川にある旅館ホテルをメインとする不動産有限会社丸京の温泉ソムリエマスターの沼尾柾志です。

箱根、熱海、日光と毎週のように観光地に足を運んでいます。

春休み真っただ中、ファミリー層を中心に各観光地が繁盛していますね。

今年は去年に比べて、外国人が多く見かけるように思います。

私の仕事内容がわからない方達は、温泉に入れてうらやましいと良くおっしゃられますが、
あくまでも仕事で訪問するわけで、
山を登ったり下りたり、役所で相談や打ち合わせをしたり、
東京で仕事をするよりも気力も体力も使います。

自分へのご褒美として現地で温泉に入るのはせいぜい10回に1度くらいです。

お客様とお会いする前にさっぱりした顔をしていたら遊んでいるように思われますし、
東京に戻っても仕事が残っているので温泉になかなか入れないものです。
(温泉を確認するために手だけは触れますが・・・)

帰路で乗車する小田急のロマンスカー、東海道線のグリーン車、東武のスペーシアやリバティで、グーグー寝るのが至福の時でしょうか・・・。

少し脱線しましたが、
今回ブログで話題にさせて頂くのは、
「民泊」についてです。

民泊とは、一般家庭で余っている部屋を一時的に有料で宿泊させるものを最初は捉えていましたが、その認識は間違っていました。

はっきり言いますが、旅館やホテルと変わらないかと思うくらいです。

旅館を営むには「旅館業法」に基づき、厳しい法規制をクリアしてようやく営業許可がでるのですが、お客様を火災から守るための「消防法」、食事を提供すれば「料理業」、浴場があれば「公衆浴場」、温泉があれば「温泉の利用許可」など様々な法律に従う必要があります。
 
かつて「ホテルニュージャパン」や「川治プリンスホテル」などのホテルや旅館の火災で多くの方が犠牲になりました。それは、設備の不適や経営者らの過失によるものでした。そういった悲しい出来事を経て法規制が厳しくなってきているのが事実です。

当家においても近隣の旅館火災により2度も消失し、卒業アルバムなど思い出の品が燃えて無くなってしまっており、特に火災については思うことがあります。

話をもどしますが、民泊で火災や疾病、更に犯罪など防ぐことが出来るか甚だ疑問に思います。

旅館やホテルはお客様の安全を第一として、お客様が就寝中でも全館を見回り、不審者をチェックしたり、温泉の温度管理をしたり、早朝から仕込みをしたり、見えないところで努力をしているものです。

民泊を近隣住民が不安に思うのは当然のことでしょう。

観光立国は大賛成ですが、安易に民泊を認めるべきではないと私は考えております。

宿泊施設の不足感は否めませんが、築年数が古い旅館ホテルでも金融機関が融資を積極的に行ってくれれば、あえて民泊施設を増やすことなく、客室の確保が出来るのですが。

結びになりますが、民泊は否定できませんが、お客様第一で、安全確保を担保して営業をして欲しいと思います。

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