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防火に対しての意識

[2015-05-26]

温泉ソムリエマスター、

ホテル旅館コンサルタントの 沼尾柾志 です。
 

川崎の簡易宿泊所の火事について思うことがあり記事にしました。


ホテル旅館など不特定多数のお客様をお泊めする場合、

消防法、検知器基準法に基づく様々な規制を受け、

要件に合わせてその設備をし、

ようやく営業許可を頂くことができます。

 

防火用のカーテンの設置、

廊下や階段に不要物を設置しない、

非常用看板のバッテリーの作動状況、

放水ホースに亀裂がないか、

消火器の使用期限、

建物の定期検査、

人員の配置など、

厳守事項がたくさんあります。

それは一晩人様の身体をお預かりする者として当然だと思います。

 

我が家は2度ももらい火により火事に遭いました。

隣の旅館さんの火事の延焼です。

その原因は寝たばこ判明でした。

 

父が中学生の頃ですから週十年前の火事。

よって父の写真などは焼けてしまいました。

思い出も消し去られました。

 


「簡易」だから設備や人員体制も簡易でよいはずがありません。

「民泊」は私は反対です。

それは宿泊料金の有無、

高いか安いかは関係ない話です。


「人の身体」を簡易に考えても良いのでしょうか。

「お客様の安全を第一」

に考えなくてはならいのが、

宿泊施設の使命であります。
 

よって、

規模の大小を問わず、

同じような防火体制をとるべきであると思いますが、

皆様いかがでしょうか。


旅館ホテルへご宿泊予定の皆様、
適マークの宿泊施設が安全ですので、
是非安心してお泊り下さいませ。

適マークパンフレット(総務省)

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