BLOG

「世界の日光」マサの観光地評その1

[2016-02-23]

温泉ソムリエマスター、
温泉観光士の沼尾柾志です。

仕事がら温泉地や観光地に足を運ぶ私が、
訪問して気が付いた地域の魅力などをブログにしていきたいと思います。

第一弾は大好きな日光の魅力をお伝えします。

日光はかつて「世界の日光」と評され、日本を代表する一大観光地として歴史を重ねてきました。

そんな日光を個人的な視点に基づきお伝えします。

日光と言えば、日光東照宮や二荒山神社、輪王寺など世界遺産です。何度行っても感動もの。日本人の器用さ、匠の技、時の権力者の世間に対する思いや将来像を垣間見えます。鳴き龍の響きに毎度心が洗われます。                                

ダイナミックな華厳の滝、スワンボートが印象的な中禅寺湖、紅葉とのバランス絶妙な竜頭の滝、赤城山と男体山が戦った戦場ヶ原、穴場的スポットの湯滝、ほんのり湯気立つ湯の湖、黄色いきすげの花が鮮やかな霧降高原、深い谷間の鬼怒川渓谷、巨木が並ぶ日光杉並木街道など自然美も素晴らしいです。

標高差があることで1か月以上楽しめる桜と新緑の春、夏の避暑(日光天然氷のかき氷を食べながら涼む)、秋の紅葉、冬の雪景色など四季折々の楽しめることも魅力の一つです。

鬼怒川温泉、川治温泉、日光湯元温泉、湯西川温泉、奥鬼怒温泉などバラエティー豊かな温泉郷は、にごり湯から湯ざわり良い単純泉など泉質も様々です。特に奥鬼怒の加仁湯や八丁湯の雪見露天風呂は感動ものです。

私のような食にこだわる人間にとって嬉しい、都内でも大人気の日光天然氷、京都に負けない日光ゆば、真っ赤で甘いとちおとめをはじめ、日光そば、栃木和牛、日光イワナ、日光羊羹、日光せんべい、日光ブランドのお米などの日光の伏流水を利用した食材などを市内の旅館ホテルはもちろん、レストランや古民家カフェなどでも楽しめます。

日本最古のホテルである金谷ホテル様のリゾートサービスは、いつ訪問しても勉強させられます。

冬の豊富な雪を利用した、湯西川温泉や中禅寺温泉湯元温泉のかまくら祭り、小さなかまくらにロウソクを灯し温泉街にほんのり明るいぼんぼりの夜景遺産は、寒さを忘れさせるほど暖かく感じます。

北海道並みパウダースノーの日光湯元スキー場をはじめ、スノーボードやスノートレッキングも。日光湯元の厳冬期は雪がサラサラしすぎてつかめません。

渓谷での鬼怒川ライン下り、ラフティング、キャニオリング、カヌーは、迫力満点です。ライン下りの船頭さんのトークが特に面白いです。

日光江戸村、東武ワールドスクエア、日光猿軍団などテーマパークなども揃い、

観光資源として素晴らしい地域であるのが日光です。

そんな素晴らしい日光は、

バブル崩壊後客数が減少し、

追い打ちをかけるように東日本大震災いよる風評被害を受けダメージを受けました。

しかし、行政や地域の方々の努力により、

客足が回復し魅力も増して再び日光に世界が目を向けるようになりました。

浅草や東京スカイツリーなどから直通列車が約30分毎に運行され、

JR新宿池袋大宮や会津若松などから乗り換えなしの直通列車もあるほか、

成田空港からリムジンバスが乗り入れされることが決定したようです。

また東武鬼怒川線に2016年春にSL列車が運行することが発表され、

合わせて東武鉄道の新型特急がデビューします。

東北道と中央東名高速が圏央道の開通で都心を通過せずに結ばれました。

富士山地区、伊豆箱根湘南地区などとの周遊が可能となりました。

来年には圏央道の茨城区間と外環道の千葉区間が開通しますから、

成田空港とのアクセスも便利になるでしょう。

鉄道、高速バス、自家用車など手段に関わらず、交通利便も良いのが日光です。

贅沢を言えば、終電車を鬼怒川日光共に上り東京方面特急を21時頃に、

新宿池袋JR東武相直特急の増発、繁忙期のいろは坂渋滞を解消をお願いしたいですね。

最後になりましたが、ずばり栃木県日光市の魅力は、「海がないだけ」で他の資源はなんでもあることではないでしょうか?

歴史、自然、食、サービス、桜、雪、氷、体験、匠、湯、紅葉、イザベラバード、猿、海以外のキーワードがたくさん思いつきます。

是非、日光の皆さまには、「世界の日光」を再び世界に発信し、観光日本のけん引役になって頂きたい次第です。

私も陰ながら応援していきたい次第です。


「NIKKO IS NIPPON」!
 

ARCHIVE
2024年(10件)
2023年(13件)
2022年(4件)
2021年(18件)
2020年(8件)
2019年(3件)
2018年(5件)
2017年(3件)
2016年(3件)
2015年(6件)
2014年(1件)